頭髪の一部、もしくは複数箇所で類円形に脱毛する疾患です。症状の程度は様々で、10円玉程度の脱毛、頭部全体に広がるものや、全身の脱毛に及ぶ重度のものまであり、膠原病、甲状腺疾患などに合併する例もあります。
円形脱毛症の原因
円形脱毛症は自己免疫が正常に機能しなくなり、体が自分の組織を攻撃してしまうため、白血球の一種であるリンパ球が、毛根を包む組織である毛包を攻撃することで脱毛が起こるといわれています。
円形脱毛症の症状
円形から斑状の脱毛斑が頭部のみならずあるあらゆる部位に生じる。自覚症状はありませんが、脱毛する前に軽い痒みや違和感、淡い発赤を伴うことがあります。活動期には病巣内外に切断毛、毛包内黒点、容易に抜ける病毛(感嘆符毛)がみられたり、爪甲の小さな点状陥凹が出現することもあります。