2026年2月24日

花粉症の治療法を皮膚科医が解説
内服・点眼・点鼻・ゾレア・アレサガテープまで分かりやすく説明します。
毎年つらい 花粉症
「どの薬が自分に合っているのか分からない」
「飲み薬だけで良いの?」
このような疑問をお持ちの方が多く来院されます。
花粉症の治療は、症状の強さや生活スタイルによって選択肢が変わります。
このコラムでは、代表的な治療法を整理してご紹介します。
花粉症とは?|なぜ症状が出るのか
花粉が体に入ることで免疫反応が起こり、
- くしゃみ
- 鼻水
- 鼻づまり
- 目のかゆみ
などが生じます。
つまり治療の目的は、👉 このアレルギー反応を抑えることです。
内服薬(飲み薬)による花粉症治療

最も基本となる治療です。
抗ヒスタミン薬などを用いて、くしゃみや鼻水、かゆみを抑えます。
特徴
- 手軽で続けやすい
- 全身の症状に効く
- 種類によって眠気の出方が異なる
患者さんの生活に合わせて薬を選ぶことが大切です。
(抗ヒスタミン薬に加えて、舌下免疫療法もできますが、花粉が飛んでいない時期に開始する必要があります。)
点眼薬(目薬)|目のかゆみが強い方へ

目の症状がつらい場合、点眼薬を併用すると楽になることが多いです。
特徴
- 目に直接効く
- 即効性が期待できる
- 内服との併用が有効
点鼻薬|鼻づまりをしっかり改善

特に 鼻づまりが強い方 に効果的です。
ステロイド点鼻薬は正しく使えば安全性が高く、しっかり効く治療です。
重症の花粉症に|ゾレア(オマリズマブ)

内服や点鼻でも十分な効果が得られない場合、ゾレアという注射治療を検討することがあります。
特徴
- アレルギー反応の元を抑える
- 重症例に有効
- 適応には条件があります
血液検査や症状の評価をもとに、使用できるか判断します。
飲み薬が苦手な方へ|アレサガテープ

貼り薬タイプの抗ヒスタミン薬です。
特徴
- 1日1回貼るだけ
- 飲み忘れがない
- 子どもにも使いやすい
内服が難しい方に良い選択肢となります。
どの治療を選ぶべき?
花粉症治療に「これが絶対」という正解はありません。
- 症状の強さ
- 眠気の許容度
- 年齢
- 生活スタイル
によって、最適な組み合わせが変わります。
だからこそ、医師と相談しながら調整することが重要です。
皮膚科で花粉症を相談するメリット
皮膚症状(かゆみ・湿疹)を伴う方も多く、鼻や目だけでなく、肌まで含めて総合的に診られるのが皮膚科の強みです。
必要に応じてアレルギー検査や生活指導も行います。
院長からのメッセージ
花粉症は「毎年我慢するもの」と思われがちですが、治療を見直すことで 驚くほど楽になる 方もたくさんいらっしゃいます。
つらい症状を抱えたままにせず、ぜひ一度ご相談ください。
駒沢自由通り皮膚科
院長 白石 英馨(監修)