2026年3月24日

~スギ花粉・ダニアレルギーを体質から改善する治療法~

毎年繰り返す花粉症のつらい症状。
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ……。
「薬を飲んでも眠くなる」
「シーズン中ずっと不調」
「根本的に治す方法はないの?」
そのような方にご提案できる治療が 舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう) です。
駒沢自由通り皮膚科では、将来を見据えた“体質改善治療”として舌下免疫療法を行っています。
舌下免疫療法とは?【花粉症の根本治療】
舌下免疫療法とは、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を少量ずつ体に取り入れ、免疫を慣らしていく治療法です。
現在、日本で保険適用となっているのは:
- スギ花粉症 (シダキュア)
- ダニアレルギー (ミティキュア)
です。アレルゲンを含む薬を 毎日1回、舌の下に置いて内服 します。
継続することで、免疫の過剰反応が徐々に抑えられていきます。
舌下免疫療法の作用機序をわかりやすく解説
花粉症は、免疫が花粉を「有害な敵」と誤認してしまうことで起こります。
体内では次のような流れが起きています:
- 花粉が体内に入る
- IgE抗体が過剰に反応
- ヒスタミンが放出される
- くしゃみ・鼻水・かゆみが出る
舌下免疫療法では、
✔ 少量のアレルゲンを継続的に体に取り込む
✔ 免疫が「これは危険ではない」と学習する
✔ IgEの過剰反応が抑えられる
✔ アレルギー症状が軽減するつまり、症状を抑えるのではなく、体質そのものを変える治療なのです。
抗ヒスタミン薬との違い
抗ヒスタミン薬:症状を一時的に抑える(対症療法)
舌下免疫療法:体質改善を目指す(根本治療)
花粉シーズンだけ薬を飲む治療とは考え方が大きく異なります。
どのくらい続ける?治療期間と効果
舌下免疫療法は 3〜5年の継続 が推奨されています。
効果の目安
- 開始後3〜6ヶ月で軽減を感じる方も
- 1年以上で多くの方が改善を実感
- 3年以上で長期効果が期待できる
※即効性のある治療ではありません。
翌シーズン以降の改善を目指します。
舌下免疫療法はいつから始める?
スギ花粉症の場合、花粉が飛んでいない時期(6〜12月頃) に開始するのが理想です。
シーズン中は新規開始ができない期間がありますので、早めのご相談をおすすめします。
一方、ダニアレルギーの場合は季節に関係なく舌下免疫療法を開始することができます。
舌下免疫療法はこんな方におすすめ
- 毎年花粉症が重症
- 薬の眠気がつらい
- 将来的に症状を軽くしたい
- お子さま(5歳以上)に体質改善を検討したい
- 受験や仕事でパフォーマンスを下げたくない
副作用・安全性について
比較的安全性の高い治療ですが、開始初期に:
- 口の中のかゆみ
- のどの違和感
- 軽い耳のかゆみ
などが出ることがあります。
多くは数日〜数週間で軽快します。
重篤な副作用(アナフィラキシー)は極めて稀ですが、起こり得るので
初回投与は院内で行います。
駒沢自由通り皮膚科では、投与による副作用がないことを確認してからの帰宅となります。
駒沢自由通り皮膚科での治療の流れ
- 問診・診察
- 血液検査でアレルゲン確認
- 適応判断
- 初回院内投与
- 自宅で毎日継続
- 月1回のフォロー
継続治療が成功の鍵となるため、無理のないスケジュールでサポートしています。
費用の目安(保険適用)
舌下免疫療法は健康保険適用です。
- 初診時(検査含む):数千円〜1万円前後
- 月々の薬代:数千円程度
※年齢や検査内容により変動します。
よくあるご質問(FAQ)
Q. 今年の花粉症にすぐ効きますか?
即効性はありません。来シーズン以降の改善を目指します。
Q. 他の花粉症治療と併用できますか?
可能です。シーズン中は抗アレルギー薬を併用することもあります。
Q. 途中でやめるとどうなりますか?
短期間で中断すると十分な効果が得られません。3年以上の継続が重要です。
まとめ|花粉症を根本から治したい方へ
舌下免疫療法は、
✔ 花粉症の体質改善を目指す治療
✔ 3〜5年の継続が必要
✔ 早めの開始がポイント
毎年の花粉症に悩まされ続ける生活から、少しずつ抜け出す選択肢です。
駒沢自由通り皮膚科では、患者さま一人ひとりの生活背景に合わせて、無理のない治療計画をご提案しています。
「舌下免疫療法を始めたい」
「自分が適応か知りたい」
まずはお気軽にご相談ください。
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