2026年2月24日

花粉皮膚炎とは?
顔のかゆみ・赤みは花粉が原因かもしれません
春や秋になると、
- 顔がピリピリする
- いつもより赤みが出る
- かゆみや湿疹が治らない
このような症状で受診される方が増えます。
それは 花粉皮膚炎 の可能性があります。
「花粉症=鼻や目の症状」と思われがちですが、皮膚にもアレルギー反応が起こることがあるのです。
花粉皮膚炎はいつまで続く?
花粉の飛散が続く間は悪化と軽快をくり返すことが多いです。
スギ花粉であれば多くは 2月〜4月頃、秋の花粉であれば 9月〜10月頃 に症状が出やすくなります。
この期間中は花粉への曝露が続くため、どうしても肌の炎症がぶり返しやすくなります。
しかし、適切な治療で症状を抑えることは十分可能です。
花粉皮膚炎の症状とは?

花粉皮膚炎では主に、
- 顔や首のかゆみ
- 赤み
- ヒリヒリ感
- 小さな湿疹
が見られます。
特に まぶた・頬・口の周り は皮膚が薄いため、症状が出やすい部位です。
なぜ花粉で皮膚炎が起こるの?
花粉が皮膚に付着すると、バリア機能が低下している部分から刺激が入り、炎症が起こります。
そのため、
✔ 乾燥肌
✔ アトピー体質
✔ 敏感肌
の方は特に症状が出やすい傾向があります。
なぜなかなか治らないの?
理由は大きく3つあります。
① 毎日花粉に触れている
外出、洗濯物、衣類などから継続的に皮膚に付着します。
② バリア機能が低下している
乾燥やこすりすぎによって刺激に弱い状態になっています。
③ 炎症がくり返されている
良くなりかけて → また悪化
というループに入りやすいのです。
花粉皮膚炎と普通の肌荒れの違い
「いつもの乾燥かな?」と思って保湿を続けても改善しない場合は、花粉の影響を疑います。
特徴として、
- 花粉の多い日に悪化
- 外出後にヒリヒリする
- 毎年同じ時期に起こる
というパターンが多く見られます。
花粉皮膚炎の治療方法

症状の程度に応じて、
- 炎症を抑える外用薬
- かゆみを抑える内服薬
- スキンケア指導
を組み合わせます。
大切なのは、
✔ 炎症を一度しっかり抑える
✔ 花粉の付着を減らす
✔ 保湿でバリア機能を整える
この3つを同時に行うことです。
「様子を見る」だけでは、なかなか改善しません。
しかし、適切に治療すれば、多くの場合きちんと改善が期待できます。
治療を始めるとどれくらいで良くなる?
適切な治療が合えば、数日〜1週間程度で赤みやかゆみが軽くなる方が多いです。
ただし花粉の時期は再燃しやすいため、一定期間は治療を続けることが重要になります。
こんな場合は皮膚科を受診しましょう
- 1週間以上良くならない
- 赤みが広がる
- ヒリヒリして化粧ができない
- 毎年同じ時期にくり返す
早めに炎症を止めることで、長引くのを防げます。
自分でできる予防・対策
治療と同じくらい大切なのが、花粉を皮膚に付けない工夫です。
- 帰宅後すぐに洗顔
- しっかり保湿
- 花粉が付きにくいメイクや衣類
これらで悪化を防げることがあります。
院長からのメッセージ
花粉皮膚炎は、正しく診断し、適切な治療を行えばコントロールできる疾患です。
「季節だから仕方ない」とあきらめず、気になる症状があればぜひ一度ご相談ください。
駒沢自由通り皮膚科
院長 白石 英馨(監修)